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――――◇◇◇―――― ――――◇◇◇―――― ――――◇◇◇―――― ――――◇◇◇―――― フリーリンク&バナー直リン、お持ち帰りオケー なお、知り合い関係は適当にリンクたどっていってください。 マイミク関連は貼りまくってますが(汗 リンク報告はしてないし…… というか、そういうことするの忘れてました(爆 全部貼ったらページがゾウさん(ToT)/ http://ne2net.hp.infoseek.co.jp/image/home.jpg ![]() 200*40only 休日営業 SINCE1999 MAILTO: ne2netあっとまーくinfoseek.jp 管理人
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コミックマーケット74 日曜日 東地区“ク”ブロック−39b ジャンルはなのはです。 ということで、刊行予定。すべて健全ですよ。 なのはのほん。 SSはほとんど見てないので、一期と二期です。どういうキャラ使うかは考え中ー。 とらハの本。一度は本、出したかったので、1-3の中から適当に書きます。びみょーにジャンル違いなのでさらに出ないんじゃないかな。 でも書く。 宙のまにまにのほん。アフタヌーンでやってるマンガです。ジャンル違いも甚だしいのですごーく少数しか持って行きません。ただ作りたいだけー。 以上三冊予定……かな? 内容は、言ったとおり健全。ページ数も少なめなのでギャグオンリーかな? それとイラストを少し。 まあ、ギャグというか、ほのぼのというか、なんというか……(汗 詳しい内容はリトマスのイベント用のシナリオを参考にしてください。 あんなもんだー。 ページ少ないけど…… ネギまは同人ゲームの方で頑張らせていただいてますので今回は本やりません。 あと、刷る量がかなーり少ないので、とらに委託なんかもできませんので、あらかじめご了承くださいです。まあ、委託しても意味ないしー。 ちなみに、三冊合わせても100行かないよー(メソメソ |
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0704 なのは本、コンテ終了。 とらハ本、ネタ被ってることに気が付いて6ページ最初から。 もう、一ページマンガのノリで一発ネタやってるよっ。 しょうがないんだよっ。 ていうか、キャラ多すぎ…… 書かないキャラ多いよっ。ごめんー。 で、入校、間に合うのかい? 締め切りに追われる恐怖を久しぶりに体験してるわー。 あと何日だー。 0630 やあ、6月も終わりですね。 予定では、なのは本は原稿終わっているはずなんですが……(汗 間に合うよっ。安心してっ。 と、そっぽ向いて叫ぶー。 いや、大丈夫だから、たぶん。 アイマスのポケモンコラをニコで見ました。 なっるほどー。ポケモンをそのままアイマスのチビキャラで遊んでるのですけれど、こうやると好きなキャラで遊べて、育てれて、面白いんだろーなーと。 ていうか、改めてポケモンのシステムのうまさに感心してしまいました。 ポケモン一体一体に、愛着が湧きますよね、こういうのは。 うまいなー。 なんていうか、自分が好きなねぎまキャラ(女性限定)を育てていくっていうゲームの方が、作ってみたいかも。 0624 あれー? いつのまーにか、24日ですか。 はやいですねっ。 これ以上早くなったら、時間の奴、殴りに行きましょうか。 うふふふふふふ。 とりあえずなのはの下書きやりながら、とらハのネーム切ってます。 男'sのページが当初予定してた2枚から4枚になって慌てて切り詰めたり、色々してますけど、 私は元気です。 ……今の所は……(汗 0618 ![]() ちゃくちゃくと。 とりあえずなのは本のネーム終了しました。 >>ネギま!世界でないのはともかく、木乃香が主体でないのは… まだおられたご様子で何よりです(笑 ネギま世界でない方が作りやすいのは、単純に、ネギまのままだと、すでにいろんなゲームをプロの方がされてて、ネタ被らなくて、しかも面白そうな物に設定するのが難しいからです。 まあ、伝家の宝刀? 全部エヴァンジェリン所持のマジックアイテムのせい。としとけばよいだけだったりするのですが。 木乃香が主人公なのは良いのですが、木乃香には攻撃力がないため、彼女を主力とするのにはキャラ設定を変えすぎなければならないので、そういった意味での主力にはならないですよーという意味です。 普通の学園物とかならなんの問題もないのでしょうが、そういったものは同人誌ですでにやってるでしょうし、ネギま!の特性を生かすならFTラインで。と、こだわりもありますし。 ノベルも現状では難しいです。 注:木乃香主体だとです。 ていうか、木乃香メインでギャグ以外っていうと、思いつけないですねー。そのギャグもありきたりで面白くなかったのでほけました(汗 といったところで、構想中? という感じにしときます(汗 0615 ![]() さてー。 (汗 0614 ![]() さてー。 よく考えたら、のんびりやってる量じゃないことを今更ながら自覚。 て、ほのぼのを書きながらA'sを見てる私ってどうよ? とか、一人突っ込み。 0612 同人誌。 とりあえず、どういったネタにするかは終わりました。 あとはキャラを掘り起こして、転がしてネーム切ればオッケーです。 そんなにうまくいくかな? リトマス。 とりあえずオリジナルにだけ時間かけてもなー。と、思っているのですがー。 裸レースはどうも難しいです。(裸レースってなにー?(笑 30日程度なので育成させるのも短すぎますし。やるならノベルゲーでしょうね、いいんちょとか美味しいキャラ居るし。 まあ、そのうちなー。夕映好きだし(笑 で、以前リクエストあった木乃香を主人公にした、といってもネギま世界じゃない、パラレル? というか、なんというか。 キャラだけ借りたとんでもゲーをしちゃおうかなーとか、思わなくもなく。 あ、でも、木乃香主体じゃないかもしんないかも。よくわかりませんー(おひっ 以前リクエストしてくださった方、みてますかー? それでいい? (笑) まあ、色々と下準備はしておきます。 あと、3Dやりたいのよねぇ。いい加減BGMもやり始めないとなぁ。映像とかも…… 時間無い時間無い。 0606 てことで、コミケの結果発表メールでありました。 受かってましたー。ぱちぱち。 まあ、一度オフ本をやっと来たかったジャンルなので、今のうちにやろうかなと思い立ちました。 ネギまの方はすでにやってるし。 同人ゲーム、今の所までで、わかってきたことを応用して、脱衣レースを作ろうと思っているのですけれど、どうも、良いアイデアが出ませんー。 ダメだこりゃ。 0605 あー、テステス。 見えますかー? てな感じで、近況報告デス。 やうー。 えーと、ですね。リトマスなんですけれど、当初の構想自体がかなーり大きかったのを今更実感してたり(汗 やりたいことが色々と試行錯誤の上でしかできない物で難航しています。 でも、難攻不落じゃないと思うので、そのうち形を見せられるんじゃないかなーと。 で、それをメインでやっていると完成するまで何も出せないので、試行錯誤様に何か作ろうかなーと思っています。 で、例の脱衣レースをしようかなと思ったんですけれど、上手くシステム構築ができませんー(涙 かわりに、ホワイトアルバムとアイマスキャラを使った物がシステム構築ほぼ終わったりして(汗 まあ、こっちの方は通信対戦できないと話にならないシステムなので、とりあえずほけときますけど。 むーんむーんむーん。 そういえばコミケ、六日辺りで合否が判明するのだとか。今年はうけたのですけれど? 受からないと、用事があることが判明したのでそちらに気兼ねなく参加。受かったら本作ってコミケ参加。 なので、どちらでも良いんだけれど。久しぶりにオフ本作りたいんだけどねー。ゲーム作る時間取られるか。ふむ。 まあ、運命の神様に判定していただきませう。 どっちにしろネギま同人には関係ないんですけどね。 そんな感じで、どっかにアイデア落ちてないかー。 0503 ![]() 久しぶりに描いてみました。 まだだいじょうぶだよ。 なにが? それにしても、詰まってます、詰まってるんですよっ。 て、トイレの大勝負じゃなくて。 リトマス。 て、縮めて読んでますけど、リトルマスター。 いっやー、慣れないことはするもんじゃないね。ていうか、オリジナルでこんだけ時間かけてもなぁ。というか、どうすべー。 て感じで。 いやはやー。 なんか、夕映の原作今現在の、学園での育成ゲームでも作ってやろうかと、考えちまうほどの。 ふっふっふっ。 難しっすー。 内容ですかい。 そりゃあ、もちろん、最終試験は箒ラリーに、決まってるじゃないですかっ。 ぬがしたりぬがしたりぬがしたり。 はーはーはー。 まっ、つくんないけどなー(エー すなおにノベルゲーにしておけばいい物を。 とか、言わないっ。 0502 ![]() 0501 P.S. 例の奴はアイマス全員プレーしないと、取りかかる気にもなりませんから、とーぶん先です。 先なんじゃないかなぁ。ということにしとけ。 ![]() 0430 ![]() やーはー。 久しぶりの絵チャです。 0415 ![]() 今回のゲームは星見が、ちょっとだけ動きます。 ちょっとだけね。 0328 あー、棄てぷりおもしろいなぁ。 …… (汗 まあ、逃げてるわけにも行かないので、作業はしているのですけれど、仕込みも兼ねて、 いろいろとテイストを変えています。 難しいです。 こう、ね。うん。 0324 かなり時間が空いてしまいました。 えーと、とりあえず作業は続いています。 ちょっと、思うところがありまして、内容をかなり変えました。 そのお陰で作業量が増えました。 いえーい。 (汗 0305 えー、シナリオでウンウンうなってます(汗 まあ、一人の方のラストとか、見えてきたので、そんなに待たせないと、良いなぁ。 方向はできてたのですけれど、発酵させながら、他のことやったりしています。 あと、コミケ申し込みしました。今回はネギまじゃありません。(前回、前々回とネギまだったのですけどね、 あの頃と違って、今ではジャンル的には出尽くしてますし、今更同人でやってもなーとかも思い始めてたりしてますし。 あと、予定日が二日だったので、土曜日はちょっときついなーと、逃げました(汗 同人ソフトも二日目だったし…… すみませんです、はい。 受かったらジャンル発表しますね。 今回はオフ本メインで考えてたりしますが。 まあ、ネギまに関しては手直しと、以前リクエストされた木乃香メインのすちゃらかゲームは作りますので、お待ちくださいです。 とりあえずリトマスを完成させないと。 0301 三月、もう三月ですかー。 てことで完成してません…… 家の周りは未だに雪残ってるし、ホントに三月? 0128 「うー」 「どうかしましたか」 「ゆきよっ」 「はい、雪ですね」 「ゆきなのよっ」 「はい、雪ですね」 「……」 ぎゅっ。ぎゅっ。 手袋をはめた手で雪を固めて玉を作る。 「あそんでやるーーー」 クミルに投げる。 「はいはい」 クミルは難なく受け止める。 不意付いたのにー。 「きゃんっ」 目の前真っ白。 冷たい。 痛い。 顔をぬぐってる間に、さらに体に一つ二つ、衝撃を受ける。 「クミルーっ」 クミルってば、容赦ないー。 「はやくしないと、もっと当てますよ」 「てやーっ」 いわれる前に、反撃を開始した。 「はあはあはあ…… ちょっと、たんま」 「はい」 クミルはにっこりと笑って構えを解いた。その姿は始める前と一緒。雪の跡なんてまったくない。 いや、私がノーコンなせいもあるんだけど。 球技、下手だったからなぁ。 ぶーー。初めての雪合戦は、負けかー。 次をみてろー。 ほてった頬に冷たくなった手袋を当てた。 「はー。きもちいー」 「星見」 クミルが頭を触る。雪の固まりが落ちてくる。 「もっとちゃんと避けてくださいね」 「うわっ」 クミルは無茶を言う。 そうこうしてる間に、クミルは楽しそうに、服に残っていた雪を取ってくれた。 「よし」 ぱんぱんっと最後に埃を払う。 「んじゃ、雪だるまを作ろう」 「…… まだ遊ぶんですか」 「だって、昨日はぜんっぜん、遊べなかったもん」 ぶーぶー。 「仕方ありませんね」 「わーい」 「……」 「で。 どうやってつくるの」 「…… 止めましょうか」 「クミルー」 あわててクミルにしがみつく。 「しょうがないですね、ほら、こうやって」 クミルは手でお団子を作る要領で楕円の玉を作る。 そこにおもむろに針葉樹の葉をつまむと、挿した。 ちいさな木の実を二つ付け足す。 出来上がった物を差しだした。 「はい、うさぎさんですよー」 「…… これ、雪だるまと違うと思う」 「雪うさぎだって言ったじゃないですか」 プーとふくれる。 いや、だからさ。 「私は雪だるまを作りたいのー」 ばたばたばた。両腕を振り回す。 「騒がしいわね」 新たな声に顔を向けると昨日の女の子だった。 確か名前は、 「フィティアちゃん」 「…… ちゃん付けは止めて」 「フィティーちゃん」 「ちゃん付いたまま」 「ちゃん、かわいいのにー」 「星見ちゃん」 「うんっ」 「……」 「この子は、ちゃん付けでも気にしませんよ」 「そのようね」 「フィティーちゃん、お茶に来たの」 「……その呼び方は決定なんですか」 「「うん、決定」」 がしっ。と、クミルに抱きつく。 こういう時、すぐにハモれるクミルがすてきだー。 「……」 「そうだっ」 ぱんっと拍手一つ。 「フィティーちゃん、雪だるま作ろっ」 「なぜですか」 「雪があるからー」 と、手で示してみせる。 「……」 「もしかして、雪だるまの作り方を知らないとか」 「それは星見ちゃんの方でしょ」 「うん。 教えてください」 頭を下げる。 「…… しょうがないわね」 「しょうがないんです」 むぎゅ。 と、頭を手で押しのけられる。フィティーちゃん、ヒドイです。 「いい、まずはこうやるんです」 と、手で雪玉を作る。 「いや、それはもうやったから」 「黙らないと、止めますよ」 「いやー、なかなかな手つきですね、匠の技ですなー」 はっはっは。 フィティーちゃんの肩をもみもみ。 「…… これをこうやって、転がしてくんです」 と、新しい雪の上で雪玉を転がしていく。きゅっきゅっと音がして玉に雪がくっついて大きくなっていく。 「……」 すぐに止まる。 「重い……」 「手伝う」 二人して押していく。 「よいしょっ」 「きゃっ」 力の入れすぎで雪玉の一部が欠ける。力を入れてたものだからバランスが崩れて、ごっちん。 「痛い」 「ごめんー」 二人して頭を抱える。たんこぶにはなってないと思う。 二人とも石頭。 「とりあえずここはこうして」 フィティーちゃんは欠けたところに雪をくっつけて雪玉のバランスを整えた。 「続き」 「うんっ」 二人して転がして、曲り巡って工房の玄関前の横に着地。雪玉はだいたい胸の高さになった。もう動かせない、重すぎー。 「もう一つ作る」 「ええっ」 「大丈夫。今度は今よりも小さいから」 「ふー」 額に浮かんだ汗を拭う。上着の前を少し明けて熱くなった体温を冷ます。 「よしっ」 二人でまたごろごろ。 今度は最初のより一回り小さいところで終わる。 「これをさっきのやつの上に乗せる」 「…… どうやって」 「……」 フィティーちゃんは、視線をそらした。 …… 「クミルー」 助けを呼んだ。 「はいはい」 クミルは苦笑して、ひょいっと雪玉を担ぎ上げると歩いていって、玄関横の雪玉の上に乗せた。 「っっ……」 フィティーちゃんがびっくりして息をのんでるのがわかる。 「クミルさん、そのまま支えていてください」 でも、すぐに指示を出す。 フィティーちゃんは雪玉の結合部に雪を詰めていく。なるほどー。 手伝って後側に詰めていった。 「よし」 二人とも離れる。 クミルが、そーと手を離した。 ゆっくり離れる。 うん、落ちてこない。 みんなで頷く。 「炭が残ってないですか。数はそんなにいりませんけど、なるべく大きな固まりが良いです」 「ちょっと待っててください」 クミルが中に入ってバケツに炭を取ってくる。 「……」 フィティーちゃんはバケツの中をじっと見つめて、太くて長いものを取り出した。 ああ、これってもしかして。 見る間に表情がついていく。 眉、目、口。 最後にバケツを逆さまにするとクミルに手渡した。 「頭に乗せてください」 「はい」 ちょっと傾けて乗せる。 「後は両腕に細い棒と両手に手袋を付けるんです」 クミルが中から使ってない手袋と2本の棒を取ってくる。体に挿して完成。 「ちょっと寒そう」 赤いマフラーを取ってきてかけてやる。 「うん」 みんなで完成品を確かめる。 これが雪だるまというものか。初めて見ました。ていうか、雪自体が初めてなんだけど。 「さっすが、フィティーちゃん」 だきっ。 「…… あつい」 と言っても、押しのけようとはしませんでした。 「さ、中に入ってくださいな。お茶にしましょう」 「うんっ」 そのままフィティーちゃんの腕を組んで家の中に入った。こんな感じで、作ったものに手を加えて完成度を高めてます。 何とか2月中にはお手元にお届けできればと。 考えてはいるのですよー。 くすん。 0119 ![]() 今回のゲームは星見が、ちょっとだけ動きます。 ちょっとだけね。 |
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10月16日Little Master ちいさな工房師 プロローグ 「わあっ、雪だーー」 トレインの扉を開けたそこは一面の銀世界だった。 足の下の雪がふわふわしてて気持ちいい。 「あんまりはしゃぐと転びますよ」 「うっ……」 「どうかしましたか」 ゆっくり振り返った。 「……さむい」 両腕で体を抱きしめる。 歯ががたがたと震える。 こんなに雪って寒いのー。 「動いてればそのうち暖かくなりますよ」 クミルは荷物を軽々と持つと先に歩き出した。 「あーっ。 最初の一歩は一緒に行こうって決めたのにー」 「あなたが先に下りてしまったのではないですか」 「うっ。 ごめんなさい」 「別に謝ることではありません」 クミルは笑ってテッシュを取り出すと鼻に押し当ててくれた。 ちーん。 「とりあえず寝床を確保しないとね」 クミルにそう宣言すると改札の駅員さんに切符を渡す。 「……」 「……」 駅を出て、ちょっと足が止まってしまった。 というか、体が。 クミルも何も言ってくれないし。 目の前に広がる光景は、 「えっと、ここって駅前なんだよね?」 「です」 「駅前って、町の中心って言うくらい栄えてるもんだよね」 「たぶん、栄えてるんだと思いますよ」 「これで?」 というくらい、何も無かった。 うん、人がまばらにぽつぽつと。 建物もせいぜい2階建て止まり。お店の数も数える程度。中央の噴水? は雪の中 に埋もれてどんな形なのかすらわからなかった。 先文明の遺産がここにはほとんど残らなかったんだろう、シティと比べると明らかに 技術レベルが低かった。 お師匠様から、餞別に当座の資金と切符をもらったのだけれども、行き着いた先、 なんなのこの街…… 「……師匠様はっ」 俯いてた顔を上げて、握りこぶしを震わせた。 「こういう辺鄙な所から修行してこいって事なんでしょう」 「こんなところで、どうやって腕を磨くっていうのよっ、学ぶべき最新技術も何も無い じゃないっ」 私は片手を広げて指し示した。 「これで、あと一年で品評会で優秀賞以上取れなんて。 そもそも、工房なんてあるのかな?」 うーん、言ってるうちに問題が山積みなのがわかって思わず腕組みをしてしまう。 どうしてやろうかしら? 「そこを、何とかするのも、腕の見せ所なんでしょう」 クミルは荷物を持ち直すとにっこりと微笑み返した。 「それに隣の国は栄えてましたし、材料とかはそれほど困らないと思いますよ」 「それよっ。 なぜこっちの街なんだろ?」 指を振ってみせる。 「当座の資金面から見るに、妥当かと」 思わず俯く。 「くー。 働かざるもの食うべからず。ってやつね」 はあ。 悩んでたって仕方がないか。やるべきことはたっぷりあるんだから、それがすんでか ら悩んだって遅くない。 とにかく、やってみないと始まらないわ。 顔を上げる。 凍った噴水をにらみ付ける。 「みてなさいよー」 噴水を指さして高々に宣言する。 「あのー」 「はい?」 振り返ると、さっきの駅員さんがこちらを探るようにして立っていた。 やだっ、見られた? 心の中でぺろっと舌を出した。 「何かご用ですか?」 落ち着いて答える。ねこさん被るのはお師匠様相手に鍛えてるんです。 駅員さんは汗をかきかき、両手を前で組んでモジモジさせていた。 ? 「今のお話を聞いてしまったのですが、もしかして工房師なのですか?」 「はい、そうですけど? 何かお困りですか?」 依頼なのかな? 「……」 駅員さんは、そう聞いてぱっと顔をほころばせた。 けれど、すぐに暗くなった。最初が明るかったからだろうか、悲しくなる暗さだった。 「いや、頼むほどのものでは無かったですね」 駅員さんは俯いて首を振った。 「……時間をとらせてしまって澄みませんでした」 頭を下げるとすぐ後ろを向いてしまった。 「あっ……」 駅員さんは気が付かずに駅舎の中に入ってしまった。閉じた扉のガラス窓越しに帽子 を直している後ろ姿が見える。 「うー」 伸ばした手のやりどころ、どうしようかな。 ぶるるっ。 体が震える。 「とりあえず、役所にいって見ませんか? ここはシティほど機能はしてませんが工房を 紹介してもらえると思いますよ」 クミルがそう提案してくる。 そっか。 「こういった地方に行くと、王権が復活してるんだよね」 先文明時代だって、別に王権がまったく無くなったわけではないのだけれど、大戦争が 終わって当時の都市が壊滅的な打撃を受けてほとんどが無くなってしまった。 生き残ったわずかな人々は自然に集まった。 その中から力による上下関係が生まれて、やがて王族という力による支配階級が、特に 人の数の少ない地域に現れた。 もちろん現在でも機能し続けていて、大抵の町や村はそれなりの秩序と平和を受け取っ ていくことになった。 今まで居たシティみたいにそういったものとは無縁の地域もいくつかはあるのだけど。 「んー。 使える、 ……使えなくてもいいから、工房があったらいいなぁ」 そんな街から、わたし、星見(ほしみ)・フレデリアの新たな一ページが、はじまるのだ。 「工房……ですか?」 戸惑うような声。 あー、やっぱりここには工房はないのかしら。 「代わりになるような建物で良いんです。 どこか知りませんか?」 カウンターに乗り出してお姉さんの顔をのぞき込んだ。 「ふむ」 お姉さんは視線を上に漂わせて、あごに人差し指を当てた。 「見ての通り、ここの建物って、ちょっと、味があるでしょ」 お姉さんは周りを見渡した。 「だから、期待はしないで欲しいんだけど……」 「あるんですか?」 お姉さんは頷いた。 「駅前の大通りを進んだところに昔工房に使われていた建物があるわ。 それで良かったらだけど」 「はいっ。それでいいですっ」 瞳を輝かせてお姉さんの両手を握りしめた。 「お家賃はいかほどになりますか?」 クミルが後から重要な条件を決めるやりとりに入った。 むむむ。あんまり高いとかなり苦しいご飯になっちゃうわね。 「そうね……」 お姉さんは肩をすくませた。 「正直なところ、そこは廃墟といっても差し障りがないところで」 そこで何かを考えるように間が開いた。 「そうね、ちょっと待っていてくれる?」 お姉さんは席を立つと奥に入ってすぐに手に鍵を載せて帰ってきた。 「あんまりがっかりしないでね」 軽い音をさせて鍵が手のひらに載せられた。 「ありがとうございます」 鍵を握りしめて頭を下げる。クミルも同じように下げているのが見えた。 「お家賃なんだけど、この街、見てくれたよね」 「はい」 「街灯とか壊れてたでしょ、それを直してくれるかな?」 「はいっ、わかりましたっ」 間髪入れずに答えた。 お姉さんは目を見開いて、それから口元を押さえて笑った。 ぴょんっ。 と、飛び跳ねて外に出た。 「これって、初めての依頼ってことだよねっ」 「そうなります」 クミルは頷いた。 手の中の鍵を改めて見る。 薄汚れて光る部分がまるでない。どう考えても年代物だ。お情けで頭の穴に付けられた リボンも、色がほとんどわからない。 でも、とても大切な鍵だ。 さくさくと足下の雪を踏みしめる。 いつの間にか雪が空から降りてきていた。 まだ雲が厚く広がっている。 「はー」 息を吹いてみる。 白くなって広がっていく。 「うー、さむいー」 両腕をさすって震えた。 かすかな重みとともに後から抱きかかえられた。 クミルが体温を私に分けてくれていた。 「早くその工房に行きましょう」 「うん」 頷くと、クミルと腕を組んで駅まで戻った。 書いてもらった地図を片手に方向を確かめる。 「えーと」 噴水の横を抜けて、と。 大通りを歩いていく。 「……」 んだけど。 「ね。 これって、大通りであってるよね?」 道幅がそれなりにあるからあってるとは思うんだけど、こう、古ぼけた建物ばかりだと不安 になってくる。それも雪のおかげで真っ白だ。 地図には駅前大通り。って書いてあった。 これは、土地勘があっても迷うと思う。標識ぐらいあった方が良いんじゃないかしら?ここに 観光客ってこないのかな? 「誰かに道を聞いたらどうですか?」 「…… つまり、自信がない?」 二人して見つめ合う。 「あっ、女の子がいる」 ちょうど目の前の建物から出てきた女の子を捕まえた。 そういえばここまで人と会ったかな? 不安になるくらい誰も出歩いてない気がする。 ここの人口って何人なんだろう? 何百じゃない気がする…… 「こんにちはー」 女の子は振り返った。 「こんにちは」 「すみません、こちらに行きたいんですけど、わかりませんか?」 地図を広げてみせる。 「……」 女の子は視線を走らせると後ろを向いて指さした。 「もう少し、先です」 「えっと」 方向はわかるんだけど、建物を特定できない。 「この地図では現在地はどこになりますか?」 クミルが助け船を出してくれた。 「……」 女の子は地図を指さしてくれた。 工房までもう二ブロック先だ。 「ありがとう」 クミルとともにお礼を言う。 「……工房師?」 「はい、今日ここに引っ越してきたんです。 あなたはここの方ですよね?」 「ここは何もない。 あるのは雪ばかり。 もう一つ向こうの街に行けばよかったのに」 「住めば都です。 それに、あまり大きな街だと食べていけるかどうか」 ぺろっと舌を出してみせる。 「ここでも仕事があるとは思えないけど」 女の子は首を傾げた。 「大丈夫、もう、仕事もらってますから」 ガッツポーズ。 「そう」 女の子は俯いてしまった。 「わたし、星見・フレデリア」 手を差し出す。 「…… フィティアよ」 握り替えしてくれた。 「よろしくね、フィティア。 家は、あなたが教えてくれたところだから、良かったら遊びに来てね」 ブンブンと握った手を振り回した。 「用があれば」 「おしゃべりとお茶会は、十分な用事だと思うわ」 「……」 フィティアは目を見開いた。 「おいしいお茶を期待してっ。 ねっ、クミル」 クミルは頷いてくれた。 「もう行くわね、用事があるの」 「あっ。 こちらこそ引き留めちゃってごめんなさい。 また明日」 フィティアを離すと、そのまま手を振った。 「さようなら」 「ばいばーい」 フィティアは歩いて行ってしまった。雪の中にその姿は埋もれてすぐに見えなくなった。 雪が光を反射するからだろう、まだ昼過ぎって事もあるのだけれど、辺り一面眩しい。 ふと、視線を上げるとその方向には高い建物が見えた。 ここの建物はどれも低いのにこれだけとても高い。 「お城?」 塔が幾本かそそり立っていて、それを囲むように壁が見えた。 てことは城壁なのかな? 「市役所とは別の方向なのね、後で行ってみなくっちゃ」 もらった地図に印を付ける。 「とにかく、工房に行きましょう」 降る雪が本降りになってしまう前に工房にたどり着いたのだった。 「ぷはっ」 さび付いた窓をやっと開けて息をついた。ガタがきて描けている雨戸が、まだ付いているこ との方が不思議だ。 建物が年季が入っているなら、その中に降り積もった埃も年代物だった。 いったい、どれくらいの間ほったらかしにされていたのだろう。窓から差す日差しが舞う埃を 浮かび上がらせていた。 口元を覆っていたハンカチを整える。 クミルが荷物からランプを取り出して明かりを入れてくれた。 それらの光に照らされて、埃の中に光を反射するモノがあることがわかった。 スパナやナット、ボルトといった工具や材料だ。 どうやら立つ鳥跡を濁しまくりだったみたいね、前の人は。 腰に手をやって仁王立ち。 「まー、いいでしょ」 どんなに汚れてても、やることは一つなんだから。 腕まくりをして一歩踏みしめた。 「あれっ?」 工房は結構ちゃんとしたモノで、どうやらこの街の規模にしては不釣り合いなくらいしっかりした モノだったらしい。 残っている、というか動かすのはかえって手間だと思うけど、太陽炉があった。 丸い形をした外見からそう呼ばれる炉は煙突が途中で外れていたりしたけれど手直しすれば 十分使えそうだった。 ちょっとびっくり。 お金が貯まるまでは、貯まったとしても、ハンマーなどによる手作りで工作するしかないと思って いたからだ。 なるべく早く直して使えるようにしないと。そのためには隣街に行ってた必要な部品を買ってくる しかない。 でも、手作りより、よっぽど手間が省けるから最初にやるのはこれの修理に決定ーっ。 それよりびっくりだったのが、その横に並列して鎮座していた縮反炉だ。太陽炉より性能が良くて、 何より太陽炉では作れないモノが作れる。 問題があるとすれば今のわたしの技術レベルでは手に余るってこと。 お師匠の元で使ったことはあるんだけれど、直すとなると。 うーん。 なるべく早く直したい。とりあえずの目標はこれを直すことだ。これが直せるくらいならば確実に腕 は上がっていると言っていいし。 「うーん」 その、腕を上げるっていうのが問題なんだけど。どうやって勉強していけば良いんだろう? 持って きた本も幾つかあるけど、やっぱり、新しいモノが欲しい。 「これも、隣町にいってみた後で考えればいっか」 あれこれ考えたところで行ってみないことにはわからない。だったら、気にするだけ時間の無駄よね。 台所を掃除していたクミルは、荷を解いて紅茶を入れてくれた。 「んー、おいしい。 ありがとうクミル」 「どういたしまして」 クミルがいなかったら毎日の食べ物がどうなっていたことか、考えるに恐ろしいですっ。 以下完。 なんですとっっっっ。 |
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Little Master ちいさな工房師 オリジナル |
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RPG |
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コミケオンリー作品。委託はしません。 バグ取り、ゲーム自体の見直し作業をして参りましたが、どうにもうまくいきません。 最終手段として改めて一から作り直し、その際、ドットなど、大幅な手直し、システムの再構築をしたいと思いますので、 お待ちくださいますようお願いします。 |
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ノベル |
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このソフトは、NScripterにて、制作されています。 |
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3Dダンジョンモノ |
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対戦格闘ゲーム |
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その他
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表紙を描かせていただいたものです。サークル名「ぐるブちゃ」 「とらハグッツまにあっくすVol.1」 よろしくー。 なお、前作のテレカまにあっくすのほうは、完売しております。再販予定もさすがになさそう? なお、わたしはサークルぐるぶちゃではありませんです〜。 |
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0929 |
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明日菜 刹那 エヴァ 茶々丸 木乃香 のどか 夕映 楓 龍宮 千鶴
Readme えーと、一応公開です。たぶん、これからもちょくちょく手直しはされることと思います(汗 あと、数字無い方のは、ご自身で入れてください。なんせー、 ムチャクチャいますから(爆 全員描くことはあるのだろうか?(爆 それなりに楽しみます〜(涙 もともとちっこいのを描きたくて、ただ、描くのもなーと思ってたら、こういうことが出来るのに気がつきまして 現在に至っています。 |
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春色桜瀬
ピリオド
Garden
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凪の止むころ
知り合いが参加してる同人ソフトです。 そういえば、私、応援バナーとか作ったこと無いな…… |
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